共存することの素晴らしさ

私は0歳から水泳をはじめ、小学校2年生の時に選手コースに入り、それからは市の大会、県大会、九州大会、西日本大会、全国大会、たくさんの大会に出場し、優勝してきました。14歳で全国優勝し、日本一を取りました。その後、日本選手権、国民体育大会、オーストラリア大会にも出場し、トータルで18年間泳いできました。人生の18年を水泳に捧げました。その間にたくさんのことをメダルに学ばせてもらいました。

須田 新葉

たくさんの大会に出場するなかで、オーストラリアで珍しい大会に出会いました。障がい者と健常者のレースが交互に、同じ日に同じ場所で同じように行われる大会です。

片腕がないのに、片脚がないのに、どうしてこんなに綺麗に、速く、泳げるんだろう。この人たちはどれだけ努力したのだろうか。私は、自分の努力はまだまだ足りないと思えるほどに感動しました。

人は、共存することで、新たな発見と、互いに成長していくことができます。わくわくするこの世の中を生きて欲しい。何歳になろうと、この世の中は無限に楽しく、面白いことで溢れています。

この大会が多くのひとの気づきの第一歩になることを期待し、共存する場を現実化させるために、私はこの大会の実現に全力を尽くします。

「共存することの素晴らしさ」とは「生きる楽しさの発見と人々の成長」を表します。 たくさんの人に共存する素晴らしさを経験して欲しいため、この言葉を大会コンセプトに定めます。